Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima-

Thursday, November 04, 2004

Live at Yoyogi NARU

今夜はライブハウス、代々木NARUへ。いつも常連のお客さんで賑わうお店ですが、今夜はとても静か。というのは昨夜11月3日はここのオーナーであるMさんの誕生日。毎年行われる恒例のライブ・パーティーがあり、常連さん、ここの出演ミュージシャン達がこぞって集まり大盛り上がりだったとのこと。その翌日となる11月4日は「毎年、静かになるのよ。」とMさん。
しかしヴォーカリストだけで17名集まるパーティーって! 1人1曲づつ歌を披露していくことを考えると、それはそれはゴージャスですね。特にココ、代々木NARUは出演ヴォーカリストの質が高く、誰を聴いても(好みの差はあっても)満足できるレベルなので、想像しただけで凄いです。

ジャズ・ライブハウスは、やはりオーナーさんのお人柄や手腕によってお店としてのクオリティが決まってしまうと思います。基本的にはオーナーさんの好みのミュージシャンがブッキングされ、その音楽傾向から、客層が決まる。また客層の趣向の変化や、客層そのものの変化を感じ、それに合ったミュージシャンをブッキングしていけるオーナーさんのお店は長く営んでいらっしゃるようです。

話しが逸れてしまいました。そんな年1回だけの静かさの中で、渡辺明日香さんのヴォーカルと清水絵理子さんのピアノを堪能してきました。
渡辺さん、いいですねぇ。中低域の声の響かせかた、高域でのヴィブラートなどメリハリのある表現に加え、語尾まで丁寧に処理をしていくヴォーカル・スタイルは彼女の歌に対する真面目な姿勢を感じることができ、毎回感心させられます。またドラムレスの編成(今夜は清水さんのピアノ+はじめて聴くベーシスト、安田幸司さんのDUO)ではヴォーカルのダイナミクスのとり方で、ロングトーンをピアノと絡ませ、ピアノのフレーズの中で見え隠れさせるように声をコントロールする様が、とてもよく聴くことができるのです。ほんと酔いしれてしまいます。
清水さん。もっとも多く聴いているピアニストですが、彼女の演奏は安心感があります。常に高いクオリティの演奏を期待できるという安心感です。まだまだ若い世代のピアニストなのに、大御所のミュージシャンからの信頼も厚く、かつ歌の伴奏にも定評があるのでベテラン・ヴォーカリストからのご指名も多いようです。彼女の場合、JAZZという演奏のツボを得ているというか、(JAZZ的なコトバで言うと)スイングしてるってことかな? ほんと堂々たるブルースの演奏などを聴いちゃうとアンタいくつ?って訊きたくなります(笑)
渡辺さんと清水さん、このお2人が演奏活動を続けていく限り、ずーっと聴き続けていくんだろうなと思います。僕はこのお2人それぞれから音楽の素晴らしさを沢山教えて貰っていますから、いつかなんらかの形でお返しすること(音楽家としての活動の力になれること)を真剣に考えよう、と思ったライブでした。
(この日の撮影:DELTA 3200 @EI3200+1/2)  

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