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Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima- |
Saturday, December 25, 2004storage life of X-TOL developer
昨夜居間に置いたプレゼントを見つけた娘は一目散に駆け寄っていました。そして買い物に出掛けた時間を除くと、ほぼ1日中その玩具で遊んでいたので、どうやら気に入ってくれたようです。
さて、その娘が寝付いたあとは現像作業をしました。 街や、公園で遊ぶ娘をDELTA 400で撮ったフィルムが2本あり、どちらもどうってことのない内容だなと感じていたので、ある実験をしてみることにしました。 最近DELTA 400はKODAK X-TOLで現像しています。X-TOLはKODAKのラインナップ中、Microdol-Xに次ぐ微粒子、D-76を越えT-MAX Devに迫るシャドウ描出力、またラインナップ中最高のシャープネスを誇るとされているKODAKの自信作(?)であるという触込みの現像剤です。 また粉末溶解後の保存性の良さも特筆されており(X-TOLデータシート(日本語, PDF)参照)「容器に空気が入らない状態でなんと6ヶ月保持できる」とのこと。また空気が入った状態で密栓し保存すると最長で2ヶ月が品質を保持できるリミットとのこと。 このX-TOL、1パッケージが5リットル溶液用となっており1度の溶解でかなり大量の溶液を作ることになります。 僕は9月1日に溶解し、1.5リットルのポリビンに小分けして保存していました。そしてそのうちの1本を10月中旬に開栓し、今日まで使い切っていない分がわずかにありました。すなわち開栓し空気に触れた状態で2ヶ月以上経過しているわけです。この保存液は果たして使えるのかどうか? テストしてみたくなりましたので、今回のフィルムで実行してみました。 結果、空気に触れ2ヶ月以上経過した溶液は、すこぶる現像能力が落ちています。いやぁ薄い薄いネガが出来上がりました。撮影の状況をもう一度思い出し、かつこの現像中の処理を見直し、なにか落ち度はなかったか再考しましたが、手落ちは無いはずです。うすーい うすーいネガ。フィルム装填時光に晒した巻き始めの部分(通常なら真っ黒黒になるところ)でさえうすーい。全然現像されなかったのですねぇ。 因みにこの溶液はポリビンから出したとき黄色く変色していました。また定着後の排出(定着)液が、いつもよりピンクに染まっており、KODAK T-MAXなみに水洗に手間を掛けなければなりませんでした(ピンクステインの除去)。 次に空気が入らない状態で4ヶ月弱保存していた溶液で、あらたなフィルムを現像してみました。これはまったく普通のネガに仕上がりましたので、KODAKのデータシート通りの結果です。 これで保存していたポリビンの最後の1本を開栓しました。すなわち今回はそれ以上の実験、6ヶ月ちょっと前くらいで開栓した場合と、6ヶ月を過ぎての場合をテストできなくなったわけです。この実験にも俄然興味が沸きましたが、それを実行できるのは少なくとも半年後ということになりますね。 Archives(previous archive links)
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