Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima-

Tuesday, January 11, 2005

trying pinhole photography

昨日の午後、家内が外出し、娘も昼寝を始めたので、部屋で一人TVを点けてみると「光」をテーマにした番組をやっていました(提供はcanonでした)。最初はツタンカーメンの王墓に何枚かの鏡を反射させながら外光を棺まで導くといったことをやっており、ふーんといった感じで見ていました。他には能面を様々な角度から照明を当てたときに現れる表情を見比べたり、廃校が決まった都内の小学校にプラネタリウムを仮設するなどといった内容でした。ツタンカーメンのコーナーのすぐ後、番組中のナビゲーターであるタレントの国仲涼子さんがフランスの写真家のもとへ訪れ、ピンホールカメラを体験するというコーナーがありました。ピンホールカメラの仕組みが解説され、エッフェル塔などを写してみたり、最後はその写真家の自室を暗箱とし、巨大な印画紙(感光紙)に室外の光景を写し出す、カメラ・オブスキュラそのものの体験もされていました。
それを見つつ、昨年学習研究社さんからピンホールカメラがオマケに附いた「大人の科学マガジン」をいただき、そのまま放置しておいたのを思い出しました。(11月19日の日記参照)一緒にいただいた蓄音機は組み立てて、会社の僕のデスク脇に置いてあるのですが、こちらは自宅に持って帰ったままになっていたのです。
そこで、そのピンホールカメラのパッケージを開け組み立ててみました。組み立てといってもほとんどのパーツは完成型で収まっていました。ただしピンホールそのものをシャッターユニットの前に着けるか、後ろに着けるかで焦点距離、画角が変わりますので、その選択をし、その選択に沿った装着が必要でした。僕は広角側にピンホールをセットしました。ピンホールとフィルムや感光紙など感光媒体との距離は20ミリです。ところどころ厳密な遮光性能や、フィルムの平面保持に不安はありますが、玩具なのでこんなものなのでしょうね。
シャッターユニットは玩具にしてはなかなか良く出来ていて、バネ仕掛けで1/250秒の固定シャッターが切れるほか、バルブ的機能が使えます。

そして今日の昼休み、会社の近所で少し試し撮りをしてみました。ピンホール撮影時の露光の目安として広角では(焦点距離で露光時間が違う)晴天1秒以下、薄曇り1秒、曇り2秒(ISO 100フィルム使用時)と大味な解説が載っていました。でもこれで充分です。どうせ厳密な露光時間は調整できないんですから、ネガフィルムのラチチュードに委ねましょう。昨日のフランス人写真家も露出計で露光時間を測り、国仲さんに6秒です、と伝え「豚が1匹、豚が2匹・・・豚が6匹」と数えていましたから。(どうやらフランスではおおよそ正確な時間を数えるのに、豚が...という方法をするそうです。フランス語で、豚が一匹とゆっくり唱えるとだいたい1秒かかるそうなのです。あれ、豚じゃなくてカバだったかな?)因みに番組ではポラで撮っていました。
今日は良いお天気でしたし、まずは順光で日光が良くあたった建築物を撮ってみます。フィルムは買い置きしておいたアクロスです。シャッターユニットを開け締めする際のブレを考慮して、露光時間は長めのほうがブレを吸収できるかなと思い、アクロスをEI 50で使ってみることにしました。ホントはこのフィルム、通常のカメラで使って現像テストするために買い置きしておいたのですが、テストの前に使ってしまった。まあデータシート通り現像してみましょう。どうせ露光は適当なのですから。ということで(適当に)1秒未満、1秒、2秒、4秒と段階露光しておきました。
他に木陰で、直射とのコントラストが見られる場所と、木の枝の影が映った白い壁をそれぞれ段階露光して撮ってみました。さて結果はどうなるでしょうか?
また撮影をしてみて、カメラ本体はもの凄く軽いため、シャッターのショックと操作時の問題などカメラ・ブレがかなり考えられます。今日は心細い簡易三脚に備えての撮影でしたが、やはりガッチリと固定できる強靭な三脚のほうが良さそうです。またフィルムを巻くのに、ギザギザの付いたノブを廻すのですが、これが痛い。親指が磨り減るかと思いました。
そして一番の問題は、ファインダーが無い! ということかしら。
現像できたら、このページで紹介したいと思いますのでお楽しみに。

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