Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima-

Sunday, February 27, 2005

Holiday that seems to be holiday.

今日晴れれば朝8時半に、自宅からチャリンコで10分くらいの処にある病院建物の一部を撮ろうと思っていました。が、起きたらなんと10時。しかも良いお天気。くそっ寝過ごした。朝8時半という時間での撮影とは、この時期の太陽の位置が重要なのです。ところがその時間、普段は通勤の電車に乗るころなので平日は撮影できないんですよねぇ。また来週トライすることにします。
実は昨日の昼前から家内と娘は、先日産まれた義妹の長女に会いに、実家のほうへ行っているのです。僕は昨夜の白崎さんのライブを1ヶ月くらい前から予約していたので、姪っ子に対面するのは先延ばしです。そして今日は東名高速、沼津・大井松田間が雪の影響で通行止めが続き、帰宅を断念。もう1日帰るのを伸ばすと連絡がありましたので、のんびりと自分だけの時間を過ごすことになりました。
で、昨夜の興奮いまだ醒め止まぬって感じで、白崎さんのCDをプレイしながらちょっと家事をしていると、雲が多くなってきました。もう一箇所、近所で撮ってみたいところがあったのですが、どうかなぁ? まあ現物を見るためにもロケハンということで、午後ふらふらと行ってみました。こちらは休日だと閑散としていてつまらない。とりあえず6×6で2カットだけ撮って退散。ところで平日に来れるかなぁ?

帰り道、ツタヤに立ち寄りました。こんな日は映画でも観てみよう、ということで今更なのですが、チャン・イーモウ監督の「HERO」と、「LOVERS」を借りてきました。
実は僕、チャン・イーモウ監督作品は好きでけっこう観ているのです。「紅いコーリャン」「菊豆」「紅夢」「上海ルージュ」「初恋のきた道」。どれもみな美しい映画です。とくに「紅夢」はいままで観た映画のなかでもベストと思えるほど好き。「初恋のきた道」を除くコン・リー主演ものはみな人間が巧みに描かれたドロ臭さがあり、そこが好きです。そしてそのドロ臭さがイーモウ監督だと思っていたので「初恋のきた道」のさわやかな語り口には少々戸惑いながらも泣かせていただきました。
しかし最近になって剣ものアクションを撮っているとのこと、どうなっちゃうんだろう、と思いつつも全然観れていなかったのです。
では、公開順に「HERO」から観てみましょう。
虚偽、憶測、真実と進行する話しはかなり好きです。そしてその3つの物語が進むにつれ、各役どころの人間性に魅力が増していく(ように仕向けられた巧みな)本、演出は凄いなぁと感心してしまいました。
映像性でいったら、マギー・チャンとチャン・ツィイーの決闘シーンは素敵でした。
ところでどうでもいいことではありますが、エンド・クレジットの最中、謎の歌謡曲が流れるのですが、そのアレンジ内で(宮殿シーンにも登場していた、兵馬俑から出土した、調律が施されメロディーを奏でられる鐘をおそらく模したのだと思うのですが、)メロディックな鐘が鳴っているのですが、そのチューニングがすごく悪く聴こえて気になりました。この歌謡曲、メイン作曲家タン・ドゥンさんのものではないだろうな。生粋のクラシック畑の人だからなぁ。なんでこんなのが入っているんだろう? 不思議。

次に「LOVERS」。最初はチャン・ツィイーの舞踏映画かと思ってしまうほど、華麗な映画的舞踏が楽しめました。あの太鼓の遊戯と、衣で叩くアイデア、おもしろいなぁ。
しかしストーリーにおいては、あの最後は解せない。というか、ロマンスを追い求める本の行き着くところなので、やはりこういう着地しか描けないのだろうか? と物語のコンセプトから僕の趣味とズレが生じてしまう。テロリストのドロドロ人間活劇の中に、ほろっとロマンスがあるわけじゃぁないのね。残念。
映像はもちろんきれいなのですが、イーモウ作品を1日で2本観たからでしょうか、ちょっとお腹いっぱい、って感じです。
ところでチャン・ツィイー演じる「小妹」のキャラクターから、音が重要な映画になるのは必然ですが、武闘場面も含めて様々な心理まで踏み込んだSEは秀逸だと思います。
ところが音楽においては、???が続きます。特にオーケストラ曲の定位が右に寄っているのは何故なんでしょう? その意図はまったくわかりません。民族楽器を使った小編成曲は普通に定位しているのになぁ。あとエンド・クレジットの最中流れるキャスリーン・バトルが歌う曲、詩をもうちょっと映画にシンクロさせたほうがいいんじゃないかなぁ。誰が(詩)書いたんだろう? 梅林茂さんの曲はきれいなのに、もったいない。

さてさてグリーン・ディスティニーは観ていないので、比較することができないのですが、こういった剣もの時代劇+映像美の作品では、ウォン・カーウァイ監督の「楽園の瑕(原題:東邪西毒)」が僕は一番好きです。あまりにもはかなく生きる剣士が魅力的です。僕はこの手の作品に、きっと戦う姿ではなく、戦う理由の質を求めているのだなと、気付きました。

Archives

(previous archive links)  2004/04   2004/05   2004/06   2004/07   2004/08   2004/09   2004/10  
(blogger archive links)  2004/10   2004/11   2004/12   2005/01   2005/02   2005/03   2005/04   2005/05   2005/06   2005/07   2005/08   2005/09   2005/10   2005/11   2005/12   2006/01   2006/02   2006/03   2006/04   2006/05   2006/06   2006/07   2006/08   2006/09   2006/10  

This page is powered by Blogger 

Site Feeds --> ATOM  /   RSS2.0 (is generated by 2RSS.com)

Sound Of Silence_Home