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Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima- |
Friday, March 18, 2005retreat in winter and infiltration in spring
もう葉桜の季節になったかのようなぬくもりに包まれながら社に向かう。外濠沿いの桜はその蕾をいっそう大きくさせたようだ。
午後2時半打合せのために社を出ると、今朝あんなに青かった空は暗く厚い雲に覆われ、今にも雨粒が零れ落ちてきそうである。地下鉄を目黒で降り地上へあがると既に小雨がぱらついているではないか。傘をもっていないため小走りに訪問先に急ぐが、雨は徐々に勢いを増してきている。 いらない傘があるから持っていくかい、と促されたが既に雨脚は弱まってきていたので丁重に辞し、駅に戻る。 日付を超えようとしている今、強い風がびゅううと吹き荒れ、それはまるで新たな季節の勃興に、冬将軍が最後の抗いをしているかのように思える。しかしその抗いもかつて隆盛を極めたあの厳しい寒さを思い起こすには不充分で、やがては春の浸透に立ち去らなければならないのだろう。春はもうすぐそこまで来ている。 Archives(previous archive links)
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