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Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima- |
Monday, September 05, 2005Fiber or Resin Coated?
今回の写真展に出している作品はRC紙に焼いています。えっ、って感じですか? 僕自身最後までバライタにするかRCにするか随分考えました。
今回のことが決まった直後、展示の仕方について、僕が暗室レンタルでお世話になっているHitOnのベテラン・プリンター林さんに相談にうかがいました。HitOnはレンタル暗室だけでなく、ラボとして林さんの腕を頼る有名作家の方も多いですし、中央区入船にはアートスペース・モーターというギャラリーも別途経営されており写真展を知り尽くしておりますからね。 先日ここに書いたように今回は額装せずパネル化したのは僕の意思なのですが、そのアイデアを話すとバライタで焼くと多少紙のヨレが残ります。それをそのままボードにマウントさせるのは自作の場合けっこう難しいよ、とのこと。ボードでの展示は印画紙全面を見せることになるので隅々までピンとできるRC紙のほうがきれいに見えますよ、と。これには正直目から鱗でした。あくまでもバライタと思っていたのですからね。 と言いつつも、会場となるカフェについて色温度の低い照明であることを話すと、セピアなどに調色してもいいかもしれないとこちらを悩ますアイデアが飛び込んできます。モノクロプリントをされる方はお解かりでしょうが、調色するということはバライタで焼くということですからね。 そこでバライタでありながら平面性を確保しやすい紙を紹介してもらいました。オリエンタルのディスコンになっている温黒紙です。某、超有名作家の方の写真展用に焼かれた(作家にハジかれた)プリント、もちろんセピア調色済みのものも見せてもらいました。いやホントきれいに真っ直ぐです。HitOnではこの紙をロールで保有しているので、ディスコンになった現在でもまだストックがあり、もし僕が調色するのなら、この紙を安価で分けますよ、と嬉しいお言葉。ただし調色するとコントラストが激減するので、これでよしとした調色前のプリントで使用したMGフィルターの1号上を焼き、それを調色に使用しなければいけないとも教えていただきました。 うーん、RCでピンと張ったプリントを目指すか、セピア調色の雰囲気重視にするか... まずセピア調色に関しては、調色前の完成プリントを作り、それをベースに調色用プリントを仕上げ、再度調色処理を行うという行程が必要なので、制作期間が短い今回は断念することにしました。 しかしいつかはこの手法に挑戦したいと思っています。 次にRCかバライタか? これはほんと最後の最後まで悩みました。先の調色の件もあるので、バライタの紙と現像液の組み合わせで、ほんわり茶系の色調を出すか? 平面性をあくまでも重視するか? 先のオリエンタルのバライタ温黒紙は調色用として使わないと、あまりいい紙ではないと仰っていたしなぁ。 結局、今回の展示では平面性を重視してボードを自作することを選択しました。 選んだ紙はアグファのRC、セミマット紙です。フォルテのRCウォームのセミマット(日本未発売)が手に入れば迷わずそれにしたと思います。ピカピカ反射するRCのグロッシー紙では照明下、厳しいですからね。 現像液は同じくアグファのノイトール・リキッドの(もう温黒を忘れて)純黒。 この紙、中間調がすごく柔らかく表現されますね。そして黒は黒で締まっていて気持ちよいです。そして小全紙16x20の大きさですが、隅から隅までピン!と張ったプリントができあがりました。
Comments:
いやいや、実はデスねぇ、普通のRC紙、しかもイルフォのMG4RCの普通のヤツで、ブラウンの色調を出す方法を見つけちゃったんですよ!!
もちろん、ブリーチして調色、といった手順は要りません。普通通りの一発処理です。 なおかつ、いや、まだ確認は出来てないんですが、どうやらフィルムの粒状性をある程度カバーできる、つまり粒子が目立たなくなる(かも知れない)んです。 高感度フィルムをよくお使いになるNiijimaさんはご興味があるのではないかと(ニヤリ)
実を言うと今回は市販のフィルム現像液で印画紙を現像しただけなんです(^^;
同じ系統で印画紙用の処方もあると思うのでちょっと調べてみますが、フィルムと兼用っていうのもまた魅力だったりして。 機会があったらプリントをお見せします。Jamさんに預けてもいいですしね。 Post a Comment << Back to the top of diary Archives(previous archive links)
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