Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima-

Friday, November 25, 2005

a struggle for herself

それだけでは旋律にもならないひとつのモティーフを縒りをかけて紡いでいく。音楽を生み出していく。その音楽家のインスピレーションは深く音楽にかかわってきたその者の歴史すべてを総動員させる必要があり、知識と経験と感性と運動能力を結びつけるための技術力が最大のバックボーンとなる。
22日にうかがった友人・鈴木奈緒さんのライブを聴きながら、そんなことを思いました。
ピアノ・ソロ。
即興演奏を主体とするジャズという音楽において、他の楽器とのアンサンブルによってひとつの音楽を生み出していくことはたいへん重要なことであります。ところでソロはたったひとりで、たったひとつの楽器で構築しなければならない。その難しさといったら。
彼女はコンテンポラリーなアーティストとしてさらに飛躍していくため、このソロというジャンルに、あらためて挑戦を始めました。ひとつのモティーフとの闘い。他者の支えを望めない、たったひとりでの闘い。そして自分に向けての闘い。音楽を紡いでいくということが、それらとの闘いであるということを、この日のライブで強く感じることになりました。
僕は、闘っている彼女の写真を撮りました。ほんとうは、この日は、135ミリの望遠レンズを使いたい気分だったのですが1眼レフのシャッター音が気になって、自分で気にしだすと、もう全然ダメなので、50ミリしか持っていないのですがレンジファインダー機のcanon pで撮りました。画角がどうのこうのと選択すること以上にこのライブを撮りたかったのです。それでも客席までも緊張感に満ちたこのライブではシャっというシャッターの音がなんと場違いな雰囲気を出していたことでしょう。それでもアーティストのご好意に甘え、撮り続けました。
ライブが終わって、全ての力を出し切った彼女には、前回7月のライブで撮らせてもらった写真、8X10に引伸ばしたそのプリントをお渡ししました。そのカットは彼女に気に入っていただき、このライブの告知DMに使っていただいていたものです。ですから心をこめて焼きました。この銀塩プリントも気に入ってもらえるでしょうか。
canon pに装着できるL-マウントの100ミリ・レンズが欲しくなりました。ピント合わせられるでしょうか?

Comments:
キヤノンPって、ファインダー倍率はどのくらいでしたか?Niijimaさんの場合は、開放近くで撮ることが多いので、目測というわけにはいきませんよね。僕も75mmあたりが欲しいなあってずっと前から思っています。思っているだけで、なかなか買うことは出来ませんが。
RFの望遠も、いいかもしれませんね。
 
Pは広角向きのファインダーなんだよねぇ、たしか。
変倍式ファインダーのカメラが要るかも?
 
Pのファインダーは等倍で全視野で35mmレンズ用。それに50mm用と100mm用の枠が記されているんです。
karipeeさんがご指摘のように35や50は(僕的には50がベストだと思ってます)いいけど、100になると結構狭いんです。真ん中にちょこんと。
ライブではf2とか、f2.8で撮っていますから目測は無理ですよね。被写体も動いていますし、望遠は深度がよりシビアですからね。
変倍式かぁ...
 


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