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Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima- |
Wednesday, March 30, 2005It is impatient.
日差しは心地よさを増したものの、まだ風が冷たい。都内でも場所によっては桜が咲き始めたところもあるらしいが、外濠沿いの蕾からは薄桃色の花弁が見えてきたばかりだ。開花は金曜か週末あたりだろうか? ここ数年、東京の開花は異常に早かった気がする。なので今年のようなペースが平均的なのだろうが、少し御預けを食らっている感がしてならない。
ところで僕はかなりの暑がりで、冬でもけっこうな薄着なのですが、それでも寒いのが嫌いという天邪鬼。どちらかというと夏の強い日差しの下、あついあつい、と言っているほうが元気がよい気がします。ですから冬を終え、ようやっと暖かくなるこの時期は、あぁやっと来たと、安堵に包まれる嬉しいときなのです。 あぁ早くTシャツ1枚で過ごせるようにならないかなぁ。 Tuesday, March 29, 2005Robert Schumann
(26日を参照)「半眼訥訥」のなかで高村薫さんがウィーンフィル公演プログラムに寄せて書いた3篇の文章のうち、最後のものはシューマンが題材となっておりました。
小さいころからから音楽を聴いて育ったけれども、小さな胸を初めてほんとうに震わせたのは、記憶にある限り、シューマンの「詩人の恋」の第一曲、「晴れた五月に」を聴きながらのことだった。 ロベルト・シューマン(1810-1856)。一般的にはピアノ曲集「子供の情景」の中の「トロイメライ」がもっとも有名でしょうか。まさに19世紀ロマン派の真只中に生きた作曲家。同じくピアニストで作曲家クララ・ヴィークとの恋と結婚。そして彼の内省的な性格は不安神経症を患い、狂気へ発展、自殺未遂、そして入院、死。 作品にはピアノ曲、歌曲、他にいくつかの室内楽曲、協奏曲、そして4つの交響曲とありますが、やはりピアノ曲と歌曲がそれらの代表となるでしょう。 高村さんの、小さな胸をほんとうに震わせた、「詩人の恋」という歌曲集は、僕も必ずや年に1度は、それも決まった時期に、聴いている大好きな曲なのです。 ところで音楽評論の吉田秀和氏はシューマンの音楽が「となりのラジオとか、どこかの大きな拡声器からきこえてくるなどというのは耐え難い」とどこかで書いていましたが、僕の友人にも「詩人の恋」をじめじめとした梅雨どきに聴きたくはない、と言う者がおりました。 「詩人の恋」を聴いたことのない方のために、この曲はかなり暗いです。ハイネによる詩は痛ましいモノローグと祈りであり、「梅雨どきには」と言った友人の意見どおり、じめじめと陰鬱な気分が支配しています。そんな友人の言葉に抗って、なぜかその時期になると僕は、じめじめ体験をするためにこの曲のCDを引っ張り出してきては聴き惚れるのです。 とはいえ僕の気分はそれほどじめじめには支配されず(だから聴き続けることができるのでしょうが)、それよりもシューマンの誘惑的な旋律といやらしい和音が織り成す陰影に心を奪われるのです。 シューマンはベートーヴェンの書法を受け継ぎ発展させることを目指しましたが、彼が創造する旋律は、ベートーヴェン的な旋律内の音程関係に和声との絶対的な結びつき、構造を支える支点を欠いたもので、まさにその後のブラームスが「なんとかしたかった」世界観を見事に象徴するものなのです。 シューマンの表現の根幹は、造形美の構築以上にメッセージ性が強く支配していたのでしょう。彼の曲の中では様々な仕掛けが施されていると言われています。旋律を形作る音形が示す意味、様々な引用等等。しかしどのようなメッセージが隠されていようが、その音楽を純粋に鑑賞するうえで、シューマンの作品はなんと魅力的に響くでしょうか。そしてベートーヴェンのように完全無欠な構造を持った建築物のような構成美とダイナミズムの音楽とは次元を異にし、その書式を継承しながらも絶えず、横に揺れながら、濃厚な空気を運んでくる音楽。そんな響きを楽しむために、今年も初夏が近づいてきたら、CDラックから「詩人の恋」を引っ張り出してくるでしょう。 僕が持っているCD、「詩人の恋 ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)」 フィッシャー=ディースカウの歌唱、もうなにも言うことがありません。「リーダークライス」(77年)そして「ミルテン」(75年)が併せて収録されていますが、「詩人の恋」は1979年の録音。まさに円熟の極みに達した時期の録音です。そして伴奏を務めるエッシェンバッハもソロ・ピアニストとして有名ですね。最近は指揮棒も振っているようです。 Monday, March 28, 2005Karl Bohm
さらに昨日の続き。
カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルの演奏によるブラームス、第1交響曲の音源を手に入れたと書きましたが、このベームという指揮者は僕にとって思い入れの深い人です。 カール・ベーム(1894-1981)。没年が81年ということで、その最晩年しかリアルタイムに触れることができませんでしたし、実際コンサートホールにて生の演奏を聴いた経験もありません。 確か死の前年か前々年の79年か80年に自らが音楽監督を務めるウィーン・フィルを率いて来日しています。最後の来日ということです。その映像を(おそらくNHKで)見ているのですが、この老大家ベームは椅子に座った状態で指揮をしていました。そんなよぼよぼのお爺ちゃんがオーケストラを率いて指揮をするなんて! と驚いたことがあり、そのとき以来、カール・ベームの名は特別なものになりました。(なにせ中学生ごろのことなので、音楽的なことはそっちのけです) その後、どこかの演奏会でのベートーヴェン第9交響曲(いわゆる合唱付)をベーム指揮の演奏で聴き、オーケストラと合唱が組み合わさったパワーに惚れ、似たような交響曲は他にないものかと探し、マーラーに出会った経緯もあるほど(マーラーの世界観はベートーヴェンと全く違い、失望したと同時に、新しい世界との出会いでもありました。実際20歳前後のころはマーラーにハマリまくりでしたからね。)、僕のクラシック音楽趣味の戸口に立つ楽曲、演奏となったわけです。 ベームは古典からロマン派音楽を中心に指揮をし、モーツァルトの演奏には定評があると同時に、最後のロマン派(後期ロマン派)作曲家であるリヒャルト・シュトラウス(一般的には映画2001年宇宙の旅で有名な「ツァラトストラはかく語りき」が最もなじみのある楽曲かな、といっても導入部だけ)と親交があり、Rシュトラウスのオペラなどもしきりに演奏していました。 高圧的で楽団員にもっとも厳しい指揮者としても有名で、その地獄のリハーサルを通ってきた音楽は作曲者の意図を完全に描出するがごとく厳格な雰囲気を持った演奏になります。まあ好みによっては色気がないとか、無骨で退屈などという悪評もありました。 僕自身は、例えば交響曲では、主題の提示、展開、再現といったソナタ形式の構成をしっかりと浮き出してくれる明確な演奏をされるので、とても解りやすく、とくに再現部に入るところの明確さは「待ってました」の感動を迎えることができ、スコアを追いながら鑑賞していると、曲の細部まで見せてくれるところが気に入っています。というか大好きです。 ベームの再現部突入の際の美しさの代表として、「シューベルトの交響曲第9番」を挙げておきます。 またピアノ協奏曲では、これまた20世紀ドイツ・ピアノ最大の巨匠ウィルヘルム・バックハウスと共演した「ブラームス・ピアノ協奏曲2番 と モーツァルト・ピアノ協奏曲27番」が素晴らしいです。 個人的にはウィーン・フィルとのレコーディング・テイク「ブラームス交響曲全集」を買い、再度ベームの魅力を掘り下げてみようかな。 Sunday, March 27, 2005Johannes Brahms
昨日の続きです。
ところで僕はブラームスの音楽において、特に交響曲には格別の思いがあり、その思いのため、なんと20年ほどCDを購入することができないでいました。(美しい室内楽などはその類ではありませんでしたが。) ヨハネス・ブラームス(1833-1897)は19世紀ロマン派と呼ばれる時代の大家中の大家である作曲家であります。ロマン派の音楽は、前時代のバロックから古典派によって築かれた器楽作曲の技法を引き継ぎながらも、「調」のシステムに関しては崩壊寸前まで突き進んでいった時代である、というのが大方の歴史観だと思います。そのような時代にあったブラームス、偉大なるベートーヴェンの足跡を聞きながらそれでも交響曲を書くことは可能かと自問しながら、彼の第1交響曲は20年の歳月を要して書かれました。 器楽作曲はベートーヴェンがその極みに達した手法、すなわち主題を細かなモティーフに分けそれを元に展開するか、主題を敷衍的に変奏していく方法が、いかに前衛であろうともその根幹では採られていきます。しかしロマン派音楽の「よく歌う旋律」ではそもそもベートーヴェン的な主題設定に沿うには難しいこととなり、音楽を構築するにあたっての、大きな課題を持ちつつ歴史を重ねることになりました。ブラームスはそこをなんとかしたかった。そのために割いた彼の20年の重みを考えると、そうそう消費的な演奏でもってその第1交響曲を片付けたくはなかったのです。 まず交響曲の演奏に優れた実績を残す指揮者、楽団の組み合わせでなければならない。 次に17世紀ごろより西洋音楽のほぼ中心となりムーブメントを築き、ブラームス自身も北ドイツのハンブルク生まれであることから、やはりドイツ、オーストリア圏の演奏で聴きたい。 そしてなによりブラームスとのマッチングのよさが必要で、最新の録音技術に支えられた演奏であること。 という条件でそのブラームスの交響曲のCD購入を考えていたら、まったく手がだせなくなってしまったのです。がんがんいろんな演奏を買い漁り、とにかく聞きまくっていたら、また違う発見やら思いが生まれたのかもしれませんがね。 昨2004年そんな話しをある方にしていたら、とあるブラームス演奏の音源を得ることができました。それは海賊盤ではありません。正規の録音チームが組まれ収録された音源なのですが、市販のCDとして発売されているものではないので、その入手ルートを詳しく書くことができません。 それはカール・ベーム指揮、ウィーン・フィルによる1975年の演奏です。 最新の録音技術に支えられた演奏、という条件以外は合致したもので、なんといっても素晴らしい演奏。ベームってこんなに熱く棒を振ることがあるんだと印象を新たにさせ、ウィーン・フィルも見事という以外にない充実した内容。 いやいやYさん、こんな素晴らしい音源を提供してくださってありがとうございます。 Saturday, March 26, 2005Kaoru Takamura
書店の分類ではミステリー小説の部類に仕分けされていることが多いのですが、私的にはもっと広義な人間小説、社会小説とでも呼びたくなる種の作品群だと思っています。高村薫さんの小説のことです。多作な作家ではありませんが、あの1作1作の充実度、細密な描写、を考えると逆に一朝一夕で書ける類のものではないと誰もが思うでしょう。
実際のところ僕自身は「リヴィエラを撃て 上、下」「マークスの山 上、下」、そして短編集「地を這う虫」しか高村さんの小説を読んでいないにもかかわらず、その魅力にはどっぷりハマっていると言えます。特に長編作品は、その質的量的な大きさを考えると読み始めるにあたって、相当の気合が必要なのですが、一旦読み始めてしまうと、あれよあれよと作品に惹き込まれ一気に読み進んでしまいたくなる楽しさも併せ持っています。 今日はそんな高村さんのエッセイ集「半眼訥訥」を買いました。収容された文章の中に、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団来日時の公演パンフレット内に書かれた彼女の音楽に関する文章が含まれていたからです。ピアニストを目指していたという高村さんが描写する音楽は(音楽の側の人間にとって他の作家が描写する音楽は、やはり稚拙だなと感じることが多いのに対し)ピアニストならではの楽曲の構造を深く解析し、その魅力を単に感情に流されず押さえている点で素晴らしいのです。 ところで僕はコンサートなどに行っても公演パンフなどを買った例がなく、というか、あんなもの高い金払って買うかぐらいのことを思っていたのですが、ウィーンフィルのパンフともなると高村さんの文章が読めるのかぁ、とちょっと悔しい(といってもそれらの公演に行ったわけではない)。 3篇収められたウィーンフィルに纏わる文章は、ブラームスについて2篇、シューマンについて1篇。ことブラームスの文章は興味津々で読ませていただきました。 ところで長編小説「リヴィエラを撃て」には、主人公のひとりノーマン・シンクレアがブラームスのピアノ・コンチェルト2番を弾くコンサートのシーンがあり、そこでの演奏描写が、小説上のものであると理解しながらも、あまりにリアルであり、かつそのような演奏が、もし現実に為されたのならば、それは歴史に残る名演となり、なににも変えがたい至福の時間であり、かつそれ以降聴く同曲の演奏には決して満足が得られないという不幸を同時に獲得してしまうであろう、すごい演奏描写なのです。 そんなピアノ・コンチェルトに出会ってみたいなぁ。 Thursday, March 24, 2005Spring has not come yet.
外濠沿いの遊歩道を歩く。石畳の上は避け、あえて土のほうの歩道を。この数日の雨で充分に湿めり柔らかな弾力を保持した土は、靴底を通じ、足裏に心地よく響いてくる。
桜の蕾はいっそう大きくなり、がくになる部分だろうか、緑色に色づき始めた。花弁がみえてくるのも、もうすぐかもしれない。 ここの桜並木が満開になるころは、昼間から夜桜宴会の場所とりで、ビニールシートも満開となり風情の欠片もなくなってしまうのだが、いまは毎日、ほんの少しづつ変化していく桜の蕾とともに、春の到来を待ちわびる気分を、楽しんでいる。 今夜は135フィルム、2本現像しました。1本は1月下旬に自宅近所で撮影した夜景(?)。3箇所の撮影場所をそれぞれ1秒から1分まで7段分、段階露光(f11, acros100 @EI 50)したものです。撮影した2箇所分は最長の1分で、よさそうな濃度が得られています。もちろん暗い暗い夜景なので昼間のネガよりは薄いのですが、街灯(の光源はフレーム内にありません)からの光が車ボディに反射している部分などは充分濃く、これ以上露出をかけると飛んでしまうかもしれません。 残る1箇所分は1分でも全然足らないので、ここはもっと露光を長くしなくてはいけないようです。因みにX-TOL (1+1), 6min @24Cです。 もう1本は銀座に行ったついでに撮ったスナップで、DELTA400 @EI200で、これもX-TOL (1+1), 6min @24Cです。こちらはネガの濃度も各コマ揃っており、問題なさそうですが、よさげなコマが見当たらないのは問題ですね。 これで未現像フィルムは、先週末撮影し、まだカメラ内に残してある120フィルム、1本のみとなりました。暖かくなったら、撮ったらすぐ現像を心掛けようっと。 Wednesday, March 23, 2005only small pleasure
この春から娘を音楽教室に通わせます。娘は「わーい、わーい、がっこうだぁ」と喜んでいます。
近所に大手楽器メーカーの大型教室がありますので、そちらの2歳児を対象にしたクラスです。2歳児対象クラスは2種類ありましたので、今月それぞれのクラスの体験入学を受けてみました。最初に受けたほうは土曜日に行われたため、僕も参加してその内容に触れることができましたが、2つめのクラス(の体験)は平日だったため家内に任せました。結果内容の濃さから2つめに受けたクラスに決め、早速入学手続きを済ませました。 ところで体験入学では最後にみんなで記念の集合写真(byデジカメ)を撮ってくれるのですが、時代ですね、それはプリントされて、担当の先生がメッセージを添え、娘宛てで郵送してくれるのです。最初に受けたクラスの写真にはもちろん僕も写っています。 そして今日、入学を決めたクラスのほうの写真が娘に宛てて「また4がつから、げんきなおかおをみせてね。」というメッセージとともに送られてきました。こちらは僕が参加できなかったクラスなのでマジマジと見入ってしまいます。 あら、 センセイ、ワカクテ、カワイイなぁ(ハート) Monday, March 21, 2005holidays
暦通り3連休もするとサイトのほうまでケアを怠ってしまいます。
19日、サイトを通じてお世話になっているKさんと白金でお茶してきました。ご自身の将来を見据えこの半年間、学校に通い勉強をされてきたKさん、その柔らかな物腰の内側に、しっかりとした芯のようなものを感じられる素敵な方でした。もうすぐ故郷の地へ戻られるとの事ですが、まずは健康第一に、そしてその好奇心旺盛な姿勢でもって新しい生活でもチャレンジし続けてほしいものです。Kさん、お忙しいところお時間割いてくださいましてありがとうございました。 20日、前日と打って変わって曇天。九州北部に強い地震が襲いましたが被災された方々にはお見舞い申し上げます。 さて彼岸だというのに墓参りもいかず、実家の仏壇に供え物をし、線香をあげるだけで済ませてしまいました。以前から娘は仏壇にお参りをするのが好きなようですが、単に鐘をちーんと鳴らすのがおもしろいだけなのでしょう。僕自身幼少のころ、おもしろがってちーん、ちーんと鳴らしてましたからね。そのたびに祖父母から怒られていました。 いま実家の裏手では某鉄鋼メーカーの研究所が建っていた広大な土地が全て宅地に生まれ変わりつつあります。完成すると全部で500棟の一戸建て住宅ができることになりますが、3年位前から徐々に建設が進められてきたこの計画も、あと僅かで全棟完成というところまで来ています。その家々はいくつかのパターンはあるにしろ、けっこう似たような外観で、酔っ払って帰ってきた日には、どこが自分の家やら区別がつかないかも知れません。そんなのは僕だけか? 今日21日。朝方少し風もあり寒いなと感じましたが、気持ちよい青空が広がっていましたので家族で横浜みなとみらいへ。昼ごろには上着はいらないくらい気温もあがりましたのでお弁当でももって公園で食事すればよかったほどです。カメラを持っていきましたが、もちろん家族と一緒だと撮影に集中するなんてできませんので、軽くスナップを数枚。しかしおもしろい場所を見つけましたので、こんど一人で来てみたいと思います。どんなアプローチで迫ってみるかちょっと思案中です。 Friday, March 18, 2005retreat in winter and infiltration in spring
もう葉桜の季節になったかのようなぬくもりに包まれながら社に向かう。外濠沿いの桜はその蕾をいっそう大きくさせたようだ。
午後2時半打合せのために社を出ると、今朝あんなに青かった空は暗く厚い雲に覆われ、今にも雨粒が零れ落ちてきそうである。地下鉄を目黒で降り地上へあがると既に小雨がぱらついているではないか。傘をもっていないため小走りに訪問先に急ぐが、雨は徐々に勢いを増してきている。 いらない傘があるから持っていくかい、と促されたが既に雨脚は弱まってきていたので丁重に辞し、駅に戻る。 日付を超えようとしている今、強い風がびゅううと吹き荒れ、それはまるで新たな季節の勃興に、冬将軍が最後の抗いをしているかのように思える。しかしその抗いもかつて隆盛を極めたあの厳しい寒さを思い起こすには不充分で、やがては春の浸透に立ち去らなければならないのだろう。春はもうすぐそこまで来ている。 Thursday, March 17, 2005growth
昨夜うちの娘は、自分のパジャマに付いている4つのボタンを、10分かけて、ひとりで、全部はめた。正直驚いた。まずボタンをはめられるということ。そして目的を達成するために10分間も黙々と集中することができることに。もの凄い勢いで成長しているんだなぁ。子供というのはいろいろ気付かせてくれる。なのでこちらもうかうかしてはいられない。負けまいと思い、親として成長していこうと背伸びをするが、どうやら娘のペースにはなかなか追いつかないようだ。
すみません、親バカネタで。さて、昨夜もそんな娘が眠った後に現像を開始しました。といっても120フィルム、1本だけですけど。いつも1本とか、2本だけ処理しているので、なかなか捗りませんね。というか未現像のまま溜めすぎです。 現像したフィルムには、ある川に架かる橋を中心に写しています。ちょっと天気が良すぎて、雲ひとつなく退屈な写真です。ちゃりんこに乗った女子高生がたまたま通りかかったとき運よくシャッターを切っていますが、これもあまりおもしろくない。もう少しこの場所での構図を考え、再撮したいところですが、80ミリレンズだと空間を充分に切り取れないかなぁ? DELTA 400 @EI 200, Dev in X-TOL (1+1), 6min @24C development work at midnight
昨深夜も現像作業。火曜日に撮影したhatsumiさんのライブおよび「天然隊」ライブで切り残した分。「天然隊」のほうは先日のプリントの結果、現像量OKとして、テスト時と同じEI 3200で処理。
そしてhatsumiさん。吉祥寺ストリングスではいつもEI 6400を得られる時間分押していたのですが、今回のhatsumiさんの立ち位置にはよい感じで照明があたっており、いつもより1段稼げます。レンズは85ミリ、f2.8、1/125秒といつもと同じ露出にし、現像時にEI 3200で打ち切ろうという企み。しかし宮野さんのピアノの場所、仙道さんの場所は、hatsumiさんに比べて1段暗いので、f2開放で撮りました。 今朝ネガを切り分け、収容したのですが、おおまかな濃度には問題なさそうです。よい表情のカットが撮れているでしょうかね? Wednesday, March 16, 2005a bewitching stage performance
昨夜は吉祥寺ストリングスさんへ。「hatsumi」さん(当gallery0399)のライブでした。hatsumiさんは今月1stCD「Feliz」をリリース、その発売記念ライブを横浜、東京と各1回づつ行っていたのですが、生憎2回とも行くことができず残念に思っていました。
昨夜のメンバーはhatsumiさん(Vo & Gtr)、宮野寛子さん(Pf)、そして2月の清水絵理子さんのライブにおいてペルーの楽器カホンを操る演奏に魅せられいっぺんに好きになってしまったパーカッショニスト・仙道さおりさんによるトリオ。CDに収録された楽曲を中心に熱いブラジル・ビートと、可憐なメロディ、洗練されたハーモニーが見事に溶け合ったアンサンブルを聴かせていただきました。 hatsumiさんの声は高音域に個性を特定する質感を持っているのですが、中低域での声質のふくよかさもとても気持ちいいのですよ。その音域で漂うメロディを歌っているときには、ちょっとたまらない気持ちにさせられちゃいます。 宮野さんのピアノ、hatsumiさんの伴奏でグランドピアノを演奏されるのは初めて聴くことになりましたが、彼女の持ち味であるきれいで華のあるフレージングが随所に散らばり、hatsumiさんとのコンビネーションのよさが目立ちます。 仙道さん、以前聴いた別セッションでカホンを中心としたリズムの妙とデュオでも変幻自在に色を添える突っ込んだ演奏から一転、ほんとうに良い意味でhatsumiさんの歌のサポートに徹しているように感じました。その姿勢はたいへん感心するとともに、技術的な懐の深さ、自信のようなものを感じることができました。 そしてこのライブにうかがった第2の目的でもあるのですが、早速CDをご本人から購入。 昨夜のライブでも取り上げていたのですが、ボサノヴァのシンガーソングライター、Ivan Linsの代表曲「Velas」はたまらなく美しいメロディーの曲。 CDではこの曲のみ既存曲カバーで、残りは全てhatsumiさんのオリジナル曲でした。そしてそのどれもが「Velas」と並べても立派に書かれていて、コンポーザーとしてもhatsumiさんの今後に注目していきたいな。 hatsumiさんと宮野さんには以前それぞれのライブで撮影したプリントをプレゼント。どうやら喜んでいただけたようで、ホッとしております。 そうそう横浜にあるBarBarBarというライブハウス、そこのフライヤーで僕が撮影したhatsumiさんの写真を使っていただきました。後日そのフライヤーを手元に送っていただけるようなので楽しみです。 Sunday, March 13, 2005The time-consuming one and the one not time-consuming.
休日出勤の後にレンタル暗室、ヒットオンさんに。ライブフォトばかり焼きました。最近慣れてきたせいでしょうか、DELTA3200を使いライブハウスで撮影。お店によって現像時間をEI1600としたり、2400、3200または6400と変化させているのですが、得られるネガ濃度が揃ってきているみたいです。おかげでプリントが楽ちん。全部同じ露光時間、MGフィルター(2号)で焼けました。ライブフォトはプリントを自分用とアーティストに渡す用と、2枚焼きますので、あれこれ覆ったり、焼きこんだりするとあっという間に時間が過ぎてしまします。しかし今日は約3時間で8点、各2枚を仕上げることができました。
そしてもう1時間使って、先日現像量に悩んだ3月1日に撮影した「天然隊」の1カットを焼いてみることにしました。うん、現像量はばっちり(EI3200)でした。そして28ミリレンズ、f4での被写界深度も足りています。 ところで28ミリで撮ると主被写体のミュージシャンだけでなく、けっこういろいろと画面内に入ってきます。ステージ足元のごちゃごちゃしたものや、照明の直射などなど。そしてコンサートホールなどで、きっちりと照明の配置、光量の調整が為された環境ではありませんので、欲しいところが暗かったり、ある部分必要以上に明るかったりと、画面をまとめあげるのが大変ですね。 今日焼いた「天然隊」の写真は作品レベルには到達していないものの(チェロの平山さんなんか隠れちゃっているし...)、これはこれで1枚きちんとまとめてみようと考え、覆ったり、焼きこんだりをずいぶんおこない、なんとかかたちにしてみました。 ![]() (あれれ、なんか最近のスキャン画像だめだめだなぁ。ということで調整しなおして再アップしてます、上の写真。) March 14th Friday, March 11, 2005FUJI, KODAK and ILFORD
現像、強化週間(笑)になっています。昨夜もくいくいっと現像タンクを振り、FUJI S-PRESTを2本処理しました。
昨年10月、あるライブ(このライブは某アーティストのシークレット・ライブであったため日記には書きませんでした)にてEI 1600で撮れるチャンスがあったため、S-PRESTを使い、X-TOL (1+1)で処理したところ、いいかんじのネガを得ることができました。そのことで気をよくし、もう少しS-PRESTとX-TOLの組み合わせを追求してみようと、年明けにパラパラとEI 1600とEI 800で撮影していたのです。ところが現像処理がこんな時期になってしまい、いったい何を撮ったのかもタンクから出さなければ憶えていない始末。 THE MASSIVE DEV CHARTのデータを頼りに今回は1+3希釈でのテストをしてみました。EI 1600、20度、13分より、24度、9分で。EI 800、20度、11分半より、24度、8分で。 結果は、もう少し現像時間を縮めたほうがよいかもしれません。再挑戦のため、またパラパラと天気がよい日に撮ってみようと思いました。 昨年8月に管財人管理下に置かれた英国総合感剤メーカーのILFORD社。一時はどうなるのか、モノクロ感剤事業は存続できるのかと随分心配した時期がありましたが、どうやらマネージメントバイアウト(参考:国内での例ですが、英国でも変わらないのでは?)という手法でHarman Technology社を興しILFORD Photoのブランド名にて従来事業を引き継ぐとのことです。これはILFORDの最新プレスリリース(和訳が中外写真薬品さんのサイトにあり)からの情報です。このプレスリリースの存在を教えてくださったtokyo-photo.netさんに感謝。 がんばれ、ILFORD Photo といいつつFUJI S-PRESTとKODAK X-TOLのテストをしていた僕。Mobberleyの市中曳きまわしにされるでしょう。 Wednesday, March 09, 2005How long should I develop it?
昨夜も引き続き現像作業をすることができました。
3月1日に撮った「天然隊」ライブ、DELTA 3200です。この日は初めて訪れるライブハウスであったため、現像量をどうするかという課題が残っています。撮影時の測光ではEI 6400と仮定していました。ところで広角28ミリで弦楽四重奏・4人のメンバーの広がりを捉えているため、演奏者ひとりひとりが画面内を締める割合は小さい。そして粗粒子となることが避けられない照明条件から、被写体(ひとりひとりの写り)が小さくなると、その分(人物上の)粒子が相対的に目立つことになります。特に人肌の部分、ミッドトーンからハイライトにかけての辺りがもっとも顕著に目立ってしまうのです。このようにミュージシャンひとりをクローズアップするのではなく、アンサンブルを狙った撮影の場合、前述の条件から、なるべく現像は押したくはない。そこでまずはEI 3200となる時間で現像を打ち切ってみようと決断しました。 実はこの日、お店からの撮影条件もあり、あまり枚数を多く撮っていません。全カット合わせて12、13カットくらいでしょうか。そして上記の懸案事項があったので、最初4カット撮った後、フィルムを10カット分くらい送り、続きの撮影をしたのです。 昨夜のテストも兼ねた現像は、まず最初の4カット分のみを行います。ダークバックの中で、12カット分(フィルムシートに入れるときの2列分)のみを切り出し、残りはパトローネ内に残したまま再度保存します。 切り出したフィルムのみリールに巻きつけ現像。MICROPHENにて24度Cで7分間おこないます(EI 3200を得られる時間)。 結果はネガを見る限りではほどよい現像量かな? と思います。全体的には薄い感じもあるのですが、照明の当たりが強かった1stと2ndヴァイオリニストのお顔の濃度はけっこうきています。これ以上現像を押すとその部分白トビしてしまうかな? ほんとはプリントして確認したいところですね。13日(日)にヒットオンさんに予約を入れているので、1枚焼いてみようかしら。4枚の中に作品となるようなカットはありませんでしたので、あくまで現像量を確認するために。ただしそれ以降に残りのカットを現像するとなると、撮影時からずいぶん時間が経過してしまうことに(といいつつ昨夜の段階で8日経っている)、、、うーん、どうしようかなぁ。 film developing after a long time
昨夜は久々に現像作業をやりました。最近仕事が立て込んでおり帰宅が遅くなりがちでしたので、はーっ、もう疲れたぁ、のパターンでサボっていたのです。おかげで135フィルムが5本(内2本はDELTA3200)、120が1本未現像のままという有様。なんとかしなければと、月曜にKODAK X-TOLと、ILFORD MICROPHENを溶解。昨夜も帰宅は遅かったのですが、ここで流れを切ると、再びズルズルしそうなので、日付が替わる0時ごろから準備をして、1本だけ現像してしまうことにしました。よって日付的には本日、2月26日に撮った白崎彩子さんのライブ、DELTA3200をやっつけました。
今夜も引き続き現像作業をやろうと思っています。 Sunday, March 06, 2005Isn't it quite the real thing yet?
前回、降雪時や、夕立ちに見舞われた街角、そして潮風が吹き、砂が舞う海岸線などで無遠慮に晒しながら、ちゃかちゃか撮れるのがいいなと...と書きました。すなわち、そういうシーンで写真を撮ってみようという意思があるわけなんですが、あらためて思うに、そういう特殊状況で撮りたいというのは、ごく普通に晴れた日の光景を捉えることから逃げているかな? という反省もあったりして...
晴れた日の街角で、なかなか作品レベルの写真に仕上げられない焦りがないとは言えない昨今。とはいえ「いやあ、作品レベルはそうそう撮れないでしょ?」という思いもあり、自分の中での混沌が特殊状況下での撮影に気持ちが移っているのかなぁ。 これを「逃げ」とすると、千本ノックならぬ没写真・フィルム100本分覚悟の打ちまくりで、作品をつくる目線と、それを捕らえる技術的バックグラウンドを鍛えるという体育会系処方もありますが、いや時には目線を全く変えて、違う状況で写真を撮ってみるのもいいもんだ、というメリハリ系の考え方もあるんだなぁ。 あー、それと特殊状況(天候)下っていうのは、ハプニングを期待しやすいっていうのもあるから、やはり安易な方向だろうか? 少々、水がかかっても構わないカメラで、そういう天候時に写真を撮ること自体は、僕にとっては楽しい時間になりそうなんだけれども、自己満足では写真は撮れないからなぁ。 Friday, March 04, 2005bad environment
昨夜、雨が降り始めても気温はそれほど低いとも思えず、ほんとうに雪になるのだろうか?と思っていました。夜半を過ぎても、まだ雪は舞い降りてこない。
ところが今朝起きると予報のとおり雪になっており、娘の「ゆきやこんこん」の歌を聴きながら朝の仕度。 ところで今冬、首都圏では雪が少ないですね。 少ないながらも降雪に弱い首都圏の交通、今朝も案の定、僕が通勤で使用する線のダイヤはめちゃくちゃになっていました。 なかなか動かない車内である思いに耽っていたのですが、雪や雨が降っているときに、(カメラに水滴が付いたりすることに)気兼ねしないで撮影できるカメラを1台持つのもいいかも知れません。具体的にはいつ壊わしても惜しくない価格で購入できる全機械式35ミリ判カメラということでしょうか。 別に美しい雪景色などを撮りたいと思っているわけではないので中判でなくてもかまわない。降雪時や、夕立ちに見舞われた街角、そして潮風が吹き、砂が舞う海岸線などで無遠慮に晒しながら、ちゃかちゃか撮れるのがいいなと... そういう条件ですと、やはり旧ソ連製のFEDとかZORKIなどのLマウントカメラでしょうか?これらならば相場2万円でお釣りがきますねぇ。使い倒すにはいい値段かと思います。 ところが、このFEDやZORKIって50ミリレンズがほとんどなのですね(ファインダーがそれしかない?)。気分的にはニッコールで持っていない画角だし35ミリが良いのだけどなぁ。でJUPITER-12 35mm/f2.8という戦前のビオゴンのコピーレンズがあるそうですが、こちらを併せて購入すると随分考えている金額を大幅に上回ってしまうので、いかがなものかとも思います。 もう今年はそうそう雪が降ることはないと思われますが、夕立ちのシーズンまでには、なにか考えたいなぁ。 Tuesday, March 01, 2005obtained my wish
9月15日、お店から撮影許可されず。
12月1日、またお店からライブ中の撮影は遠慮してほしいと言われ、ライブ終了後オフ・ステージを撮る。 これがジャズ・ストリングス・クァルテット「天然隊」ライブでの実績。すなわちオン・ステージ写真を撮れていないんです。すごくカッコイイので、是非撮りたいのですが、なかなかうまくいきません。しかし純粋に彼女たちが奏でる音楽にも惚れていますので、ライブそのものを楽しんでいますし、何度も通いたいプログラムでもあるんです。 そんなことで昨夜も行ってきました。六本木サテンドール、有名なライブハウスですが今回初めて訪れます。メンバーは「天然隊」+MIYAさん(FL)、斎藤草平さん(B)、佐藤浩一さん(Pf)、紺野智之さん(DR)のオクテット(八重奏団)。 お店には事前にメール予約をし、最前列、弦楽四重奏の前の席希望とわがままを書いておきましたら、ほんとにそんな席を用意していただけました。やるなぁ六本木サテンドール。書いてみるもんだ。 演奏が始まりました。ここはビルの4階にあるお店にもかかわらず、天井が高く、音的に期待していたのですが、PAのバランスはあまり良くありませんでした。ピアノはもう少し出てこないといけませんね。弦のほうではヴィオラとチェロをもっと拾ってあげるべき。というか、1st、2ndのヴァイオリンも含めてアンサンブル時とソロの時できちんとメリハリをつけないと、ソロが聴こえないお客さんもいたのではないでしょうか? 1stステージではトゥーツ・シールマンスの「Bluesett」、MIYAさんの「Tri」と3拍子が2曲あり、それぞれ素晴らしい出来でしたが、ピアノの佐藤さんと、ドラムの紺野さんが、このグループに初参加ということもあり、アンサンブル的にはまだまだ手探りな状態のようでした。 1stステージ終了後、天然隊・チェロの平山織絵さんと、ヴィオラの梶谷裕子さんが席まで来てくださったので、12月1日に撮ったオフステージ写真をお渡ししました。 そして、このお店は撮れるかなぁとポツリと言ってみたところ、平山さんがお店と交渉してくださいました。ほんといつもお世話かけます。で、お店の返事は「ストロボは使わず、3、4枚撮る程度ならいいですよ」とのこと。3、4枚かぁ、微妙ー。 しかし撮影はできるのですよ! 半年待ちましたけど。平山さんありがとうございます。 弦楽四重奏(弦カル)は4人が半円を描くように座ります。場所によって奥行スペースがない場合は1直線に並ぶ場合もありますが、4人のアンサンブル、アイコンタクトを考えると、半円になることで意思疎通がよりスムースになるからです。通常舞台下手(客席からみて左)側から1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと並ぶのが一般的。グループによってはヴィオラとチェロを逆にして低音部のチェロを中央側に置く場合もあります。昨夜の天然隊は後者の並びでした。 そしてあまり(ほとんど)ないことなのですが、昨夜はスペースの都合上、その半円が横向きになった状態。最前にいる僕の席から最も近いのがヴィオラ、次にチェロ。このお二人は真横を向いています。僕の席はL字型のソファ席(にひとり)だったので、なるべく弦カルの正面になるような位置に座り直します。 一番近い梶谷さんには1.5メートルの距離。もっとも奥になる2ndヴァイオリン、高橋亜聖さんまで3メートル。さあどうやって撮りましょうか。 4人の広がりからレンズは広角28mmでなければフォローできません。でも広角ならば被写界深度的に有利になります。その深度、絞り値ですが、照明が思ったより暗くEI6400、1/60秒で、f4。うーん、f5.6くらい稼げればよかったのになぁ。 そしてシャッタータイミング、今回は枚数稼いでなんとかする作戦はできません。でも3、4枚じゃあ、なにもできないですから、さりげなく、スっと撮る方法で枚数稼いじゃいましょう。一撃必撮のストリートスナップのような感じです。 ピントを2メートルちょい前に合わせておいて、深度足りているかなぁ?、腿の上にカメラを置いておきます。しっかり4人がアンサンブルで演奏しているときにフレーズを聴きながら、4人の弓の動きを計り、予測をたてたタイミングに合わせてカメラを持ち上げ、レリーズ。弓が揃っているときのほうが絵としてかっこいいですからね。そしてすぐカメラを下ろす、ということを繰り返し、結局3rdステージの終わりまでに12、3カットくらい撮りました。 ほんとはフルートのMIYAさんも撮りたいのですが、照明がほぼ頭上にあり、服は充分な明るさがあるのですが、お顔が影になってしまっているので、今回は天然隊だけに集中しました。 2ndステージではウェイン・ショーターによる「Footprints」の夢見るような美しさ、MIYAさんオリジナル「Globe」のトリッキーなアレンジが。3rdステージではアントニオ・カルロス・ジョビン「もしすべてがあなたと一緒だったら」の秀逸なアレンジが素晴らしかったです。 1st Stage Stella By Starlight (Victor Young) Bluesett (Toots Thielemans) When I Falling Love (Victor Young) Invitation (?) Tri (Miya) 2nd Stage My Romance (Richard Lodgers) Footprints (Wayne Shorter) Iron Acton (Miya) Take The A Train (Duke Ellington) Globe (Miya) 3rd Stage Armando's Rhumba (Chick Corea) I Love You (Cole Porter) Aqua de Bebe (Antonio Carlos Jobin) もしすべてがあなたと一緒だったら Se todos fossem iguais a voce (Antonio Carlos Jobin) Sippin' At Bells (Miles Davis) 結構ボリュームのあるライブですよね。これだけ充実したライブを楽しんで、飲食代(そんなに飲み食いしませんが)含めて5千円ちょうどでしたから、六本木サテンドールさんはとてもリーズナブルなお店であることも付け加えておきます。 Archives(previous archive links)
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