Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima-

Sunday, November 27, 2005

finding out some possibilities

土曜26日、ちょっと面倒な仕事のケアのため午前中だけ会社へ。その後家族と待ち合わせ、銀座へ。家内の友人、人形作家さんの個展にうかがう。こういった人形は球体関節人形というのだろうか、美しさとリアルさ、怖さが入り混じった不思議な世界だといつも思います。
日曜27日、家族で隣市の大きな自然公園へ。ようやっと木々の葉が色づいたなぁと晩秋を楽しむ。カメラにネオパン400を詰めていたのですが、カラーネガにすればよかったと後悔。
散々遊んで帰宅するも、まだ午後3時。よし!と思い、近所で気に掛けていた場所へ。1眼レフにアクロスを詰め、マンフロットの3脚とともにひとりで出掛ける。およそ1時間の撮影で4つのシーン、フィルム1本分。今日の状況、それなりに良いかもしれないけれど、次週また訪れてみよう。そして次は午前中の光の下で撮ってみたい。
実は135フォーマットで出来ること、その可能性を突き詰めたいと思い、アクロスをいくつかの現像液で処理してみたいと考えています。まずはいま標準現像液として使用しているX-TOLで。そして微粒子現像液。ILFORD PERCEPTOLか、KODAK Microdol-Xか? さらには新たな現像液の可能性も...
ところでライブフォトを処理するマイクロフェン・タイプの現像液を自家調合する目的で薬品計量用のデジタルはかりをネットで注文したのですが、いつ届くのやら?

明日は山梨県に出張のため早朝から出勤しなければならず、今夜は早寝することに。

Friday, November 25, 2005

a struggle for herself

それだけでは旋律にもならないひとつのモティーフを縒りをかけて紡いでいく。音楽を生み出していく。その音楽家のインスピレーションは深く音楽にかかわってきたその者の歴史すべてを総動員させる必要があり、知識と経験と感性と運動能力を結びつけるための技術力が最大のバックボーンとなる。
22日にうかがった友人・鈴木奈緒さんのライブを聴きながら、そんなことを思いました。
ピアノ・ソロ。
即興演奏を主体とするジャズという音楽において、他の楽器とのアンサンブルによってひとつの音楽を生み出していくことはたいへん重要なことであります。ところでソロはたったひとりで、たったひとつの楽器で構築しなければならない。その難しさといったら。
彼女はコンテンポラリーなアーティストとしてさらに飛躍していくため、このソロというジャンルに、あらためて挑戦を始めました。ひとつのモティーフとの闘い。他者の支えを望めない、たったひとりでの闘い。そして自分に向けての闘い。音楽を紡いでいくということが、それらとの闘いであるということを、この日のライブで強く感じることになりました。
僕は、闘っている彼女の写真を撮りました。ほんとうは、この日は、135ミリの望遠レンズを使いたい気分だったのですが1眼レフのシャッター音が気になって、自分で気にしだすと、もう全然ダメなので、50ミリしか持っていないのですがレンジファインダー機のcanon pで撮りました。画角がどうのこうのと選択すること以上にこのライブを撮りたかったのです。それでも客席までも緊張感に満ちたこのライブではシャっというシャッターの音がなんと場違いな雰囲気を出していたことでしょう。それでもアーティストのご好意に甘え、撮り続けました。
ライブが終わって、全ての力を出し切った彼女には、前回7月のライブで撮らせてもらった写真、8X10に引伸ばしたそのプリントをお渡ししました。そのカットは彼女に気に入っていただき、このライブの告知DMに使っていただいていたものです。ですから心をこめて焼きました。この銀塩プリントも気に入ってもらえるでしょうか。
canon pに装着できるL-マウントの100ミリ・レンズが欲しくなりました。ピント合わせられるでしょうか?

Friday, November 18, 2005

new on-stage photos have just been uploaded

久しぶりにgalleryページに新作をアップしました(あいかわらずネガスキャンですけど)。またまたステージ・フォトですが、ステージを飾っているのはダンサーです!

gallery05 arabian night - on stage photography -

severe shooting photos situation

昨日はピアニスト・野本晴美さんのライブに。野本さんの写真はギャラリーページで掲載していないのですが、僕の写真展では1点展示しました。そしてその写真を昨日ご本人にプレゼントさせていただきました。
写真展では16X20の小全紙プリントをパネル貼り。そしてそれを焼いたときに、同じものをもう1枚焼いていたので、それを額装してお渡ししました。僕はワイドマットのギャラリータイプの額が好きなのですが、全紙クラスのその額はとにかくデカいです。そんなデカいものをお渡しするのはいかがなものか?と考え、tokyo-photo.netさんで紹介されていた印画紙サイズ表(市販フレーム対応表付き)(印画紙サイズ、一般的な額サイズ、付属のマットの窓サイズなどが詳しく紹介された、とても便利なリストです。)を参考に、最近デジタル・プリント用に増えてきたA3ノビというサイズの額を利用しました。
僕がプリントした印画面は300x450mmで、付属のオーバーマットの内枠315x468mmに白縁を少し残した状態で収まるグッドなサイズ。ところがマット外枠が印画紙より少し小さく(メーカーによって多少の差があるのでしょう。今回の額はハクバのものです。)、印画紙の長辺方向を左右10mmづつ裁断してやりました。また額自体が薄いので、ブックマットにするだけの余裕がありませんでした。よって写真の装着はオーバーマット裏面で行いました。プリント上部2箇所をアートエイド(繊維質の紙テープ)で吊るし留めの要領で固定。さらに自作のコーナーを写真4隅に装着させて完成です。なかなかいい感じで額装できましたよ。左の写真がコーナー留めの部分、上に転がっているのが自作コーナーです。

野本さんの演奏は、ヴォーカルの伴奏や、同じピアニスト清水絵理子さんとの連弾デュオなどで聴き、そしてCD「Another Ordinary Day」を購入。2組のトリオを率いレコーディングされたこのCDを聴き、トリオでの野本さんのライブをずうっと聴きたかったのです。場所は横浜JAZZ IS。写真展でのカットを撮ったのと同じ場所。うーん、やっぱりいいなぁ。聴きなれたスタンダード曲での和音の持っていきかた、アドリブの攻め方、思ったよりパワーある太い音、魅力いっぱいのライブを楽しむことができました。ところで昨日は写真を撮りませんでした。かなり照明の環境が厳しいところなのですが、お顔にライトが全然あたっていなかったのです。写真展をご覧頂いた方は、あのうつむいてあまりお顔がはっきりとしていない写真を記憶している方がいらっしゃっ(たら嬉しい)るかも知れません。あれも厳しいのですが、昨日はさらに...あそこから写真を作っていくイメージが全然できなかったので、また別の機会に撮影をさせていただこうと思ったのでした。

Thursday, November 17, 2005

Why do you shoot the photo?

日曜にヒットオンでプリント作業の後、東京の西郊、国立(くにたち)へ。書簡集という素敵なカフェで行われている射影鏡のにのみやさんの写真展へ。昨年ここに訪れてから、にのみやさんの作品をWEB上で見続けてきました。そして再び、彼女のプリントを目の前にして、僕は「なぜ写真を撮っているのか」「写真でなにを表わそうとしているのか」と自問することになりました。この問いには撮った写真そのもので答えたいと思っています。

さて再度のお知らせです。

グループプリントエクスチェンジに参加します。

これは参加者を募って、その人数により必要なら小グループ分け、同一グループ内のメンバーにプリントを郵送し合うという内容です(グループ内メンバー数だけ同一プリントを焼く必要があります)。
みんなのプリントを受け取ったら、わいわいとディスカション。技術情報を交換したり、クリティークしたりとなる予定。

興味のあるかた、是非一緒にこの企画へ参加してみませんか?
募集締め切りは11月30日、プリント送付は年内中任意に、というスケジュールです。

概要、参加表明にかかわることは、tokyo-photo.netさん内、Black and White Photography Forum

「第1回グループプリントエクスチェンジ」のご案内スレッド

またこの企画全般的なことは、プリントエクスチェンジ準備スレッドをご参照ください。

Monday, November 14, 2005

split grade printing method

最近週末は遅くまで起きていられません。土曜日、娘と公園に行き3時間ほど(全然帰ろうとしない)付き合ったら、へとへとになってしまい、娘と一緒に10時には寝てしまいました。
おかげで日曜午前10時にレンタル暗室へ行く準備をなにもしていませんでしたので、朝バタバタとネガをかばんに放り込む始末。
さて、今回の暗室ではいつもお世話になっているtokyo-photo.netさんに紹介された「スプリットグレードプリント法」を試すというテーマで作業を行うことにしていました。
この日の午前中は他の使用者がおらず、ワンマン貸切状態。好きな引伸機を使っていいですよと言われました。オメガ、ダーストなど魅力的なマシンが並んでいますが、特別なものでないところから、どのくらいのものができるのか?ということでフジの690を選択。といっても690の支柱なんかしっかりとしているし、とてもいい引伸機だと思います。現像液はデクトール。これもごくごく普通(笑)
さて、まずはライブフォトから。僕が撮影しているのは暗く、そして被写体には強いスポットライトがあたる極端なコントラストが強いられるジャズ・ライブハウス。それでも被写体のアーティストは柔らかく、そして暗部は黒く黒く締めたいところです。
「スプリットグレードプリント法」は多階調用のフィルターを用い、最軟調の00号と最硬調の5号のみで印画をおこなうテクニックなのですが、00号で行うハイライト部の印画にたいへん興味を持っておりました。なにせいつも苦労する被写体のハイライトですからね。また5号で黒を出すという点もライブハウスの雰囲気を伝えるために重要なポイントかもしれません。例えば常套的に用いられる部分焼きこみなどでこういった5号フィルターを用いることがあるのですが、全体にわたって使用するのはなかなか勇気がいるのではないでしょうか(笑)
詳しくは後日darkroomページにもレポートを載せるつもりですが、まずはそのライブ写真。
5号フィルターで最大濃度に達する最短時間を求めます。今回引伸ばしレンズの絞りをガーンと最大まで絞ったので8X10印画紙への拡大率で30秒。00号でハイライトから中間調に着目して程よい露光時間は29秒と出ました。まずその00号で29秒露光。(この段で現像定着してみますと、中間調までの印画はきれいですが、全然黒が出ていない状態です。)次にフィルターを5号に替え(もちろん00号で露光したすぐ後に)、00号で用いた29秒の2割に相当する5.8秒を最大濃度を出す最短時間30秒から減じ、24.2秒露光します。結果は、いやあ(自分で言っちゃうけど)お見事です。プレフラッシュも必要かなと思い、その時間も計測していましたが、プレフラッシュなしで充分いけます。
ハイライト部の柔らかさ、これはずうっと求めていたものです。そこに締まった黒が乗っかって...マイクスタンドなどのスティール製品はキラっとしていますし、なかなかシャープです。
ちなみにこのネガはcanon pにDELTA3200を詰めEI3200で撮影しています。ピアニストを横から撮ったこの画、50mmレンズですので、ピアノボディの横半分くらいまでがフレームに入っています。すなわち僕の撮るライブ写真の中では、アーティストがかなり小さく写っているほうです。いままでこういう画ではアーティストの身体上の粒子が(ハイライト部はとくに粗れるので)気になり、あまり撮らなかった構図です。しかしこの手法があればこういった構図も手の内に入った気がします。でも2重像合致のレンジファインダー機は暗いライブハウスで動く被写体を捉えるのには充分気をつけなければいけません。深度を浅くしているのでピントを外す可能性が大きくなりますからね。シャッター音が小さいのは嬉しいんですけどね。

さて気を良くした僕は、次にストリート・スナップのプリントにもこの「スプリットグレードプリント法」で挑みます。まずは春に横浜の地下で撮ったもの。うん、なかなかシャープ。と思ったのですが帰宅してから、もう少し全体的に濃くしたいなと思い、これは未完成ということに。
以前同じ地下でDELTA3200をEI1250で撮っているのですが、今回のネガはこの地下で撮るつもりがなく地上でHP5+をEI200で撮ろうと思っていたのです。しかしその場所、うわっ画になる!と思い、人がやってくるのを待って手持ちぎりぎりのシャッタースピードで切ったと記憶しています。それにしてはシャープなので、次回リベンジ・プリントに挑むつもり。
因みにHP5+をEI200でX-TOL(1:1)の現像のネガです。

もう1カット、ストリートものを同じ手法で焼きました。この画は明部と暗部の対比が重要で、全体的にはスッキリとスマートに描きたいところ。これはネオパン400(@EI200 X-TOL 1:1)ですので、また素ヌケ・コマから最大濃度の時間を計測。00号で気持ちよい明部が得られるよう露光、5号で先の最大濃度最短時間から00号の露光の2割相当を減じて5号で黒を乗せる。
しかし思ったほどネガの暗部が暗部でなく、しかも汚い。粒子がどうのではなく、被写体そのものが汚い。明部は柔らかいコントラストでとてもきれいな画になったのですが、この暗部をどうするか? もっと黒く塗りつぶして汚い感じを取っ払って、さらに明部との対比をつけたくなりましたが、時間も午後2時に迫っており、その後予定があったので、今回はこれも未完成。
結局4時間で1枚の完成、2枚の未完成というセッションでした。
「スプリットグレードプリント法」、もっと経験して5号の露光とかを研究してみたいところです。

Friday, November 11, 2005

the project of print-exchange

写真を自分で撮り始める前、有名な作家の素晴らしい写真、生プリントを見にいくことが好きでした。それもなぜか白黒写真に惹かれたものです。
自分で写真を撮るようになり、そしてその技術や表現を磨こうともがいている今、多くのプリントを目にすることはとても有意義なことだと思っています。
時間があればふらふらと出掛け、メーカー直系も含むギャラリーや、美術館を周ることを心がけているつもりです。

最近そうした作家さんたちのプリントを見るだけでなく、僕と同様な趣味家のプリントを拝見する機会がありました。同胞が作るものはとても気になるものです。それがどんな写真であっても自分にない被写体へのアプローチを発見したりするのは参考になりますし、さらにそれが素晴らしい描画がされているものならば、嫉妬もし、さらにその技術に興味を覚えます。これはWEB画像では充分ではありませんでした。その方の実際のプリントに写っている全てを知るには、やはり生のプリントを見る必要があったのです。
プリントを拝見させていただいた方々は、みな僕より経験が豊富ということもあり、すごい刺激を受けました。そして益々自分のとりくみを見つめなおし、モチベーションを高める機会となったのです。
なーんて真面目に固く書いていますが、僕自身とっても写真が好きなのだなぁ(笑)と他人事のように感じております。ですので写真好きな友達とワイワイやるのがとても楽しいんです。
そして、また彼らのプリントを拝見したいなと思っていたところへ魅力的な企画が、いつもお世話になっているtokyo-photo.netさんより提案されました。

グループプリントエクスチェンジ

参加者を募って、その人数により必要なら小グループ分け、同一グループ内のメンバーにプリントを郵送し合うという内容です(グループ内メンバー数だけ同一プリントを焼く必要があります)。
みんなのプリントを受け取ったら、わいわいとディスカション。技術情報を交換したり、クリティークしたりとなるのかな?
もう真っ先に参加表明させていただきました。いまからとても楽しみです。

もしこれをお読みになり興味をもたれたら、この企画に是非参加してみませんか?
募集締め切りは11月30日、プリント送付は年内中任意に、というスケジュールです。

概要、参加表明にかかわることは、tokyo-photo.netさん内、Black and White Photography Forum

「第1回グループプリントエクスチェンジ」のご案内スレッド

またこの企画全般的なことは、プリントエクスチェンジ準備スレッドをご参照ください。

Friday, November 04, 2005

we have celebrated the gala day for our daughter of three years old.

11月。今年ももうあと2ヶ月ですね。って気が早いでしょうか? きっと、あっという間に年越しを迎えるでしょう。
さて我が家では1日に、来年から通わせる幼稚園に(これは平日だったので家内に任せきりにしたのですが)願書を出し、母子別々に面談、そして決定となりました。
昨3日は早々に七五三のお参りに地元駅脇にある神社へ。既に夏に着物を着せ記念写真を撮っていたので、この日は洋服で。
とはいえ1眼レフにカラーネガを詰め、キャノンPには白黒ネガ、そして三脚持って出掛けました。10時からの祈祷受付開始と同時に初穂料を添え、そして本殿内へ。駅から見えるこのお社ですが、中に立ち入ったのは初めて。だいぶ疲れてきている感のある本殿ですが、宮司さんはお若く、丁寧な祈祷式を行っていただきました。
いままで神社というのは初詣くらいしかご縁がありませんでしたが、結婚(うちは神前式でした)出産と経てくるとずいぶんお世話になるのだなぁ。次は娘7歳のときかな? と呑気に考えていると、僕は来年どうやら本厄という年にあたるらしい(ヒトゴトのようだ)。みんな厄除け祈願なんてするのだろうか?
あ、そうそう、僕たちが式を終え本殿を辞すると、本殿前では次から次へとやってくる詣で客がみなコンパクトデジカメやビデオカメラ片手に晴れ着の娘や息子の撮影大会となっていました。その中できれいな着物に包まれた7歳のお嬢さんに向けて三脚をセットしている方のカメラを見ると、なんとハッセルブラードではないですか。いいですねぇ。で、その方の撮影を横目に僕は神社に住んでいる猫を追い掛け回す娘をキャノンPで追っていきました。

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