Sound Of Silence -reports from darkroom by M.Niijima-

Sunday, March 26, 2006

an innocent intention or a calculating intention

1枚の写真による感動から、多くのことを考えることがあります。
おそらくその撮影者にとっては肩の力を抜いて撮った1枚。しかし被写体が示したかたち、すなわちレリーズタイミング。作品の構図。そしてその先の物語。全てが揃った写真。そこに美しい階調とか、ヴィヴィッドな色彩が伴っていなくとも、僕は作者の意図に惹き込まれてしまいます。なにげなく撮ったのです。そんな言葉が聞こえてくるかも知れません。しかしその写真はまったくの素人写真とは大きく隔たった視線により捉えられたものと断言できます。ただ鑑賞者がここまで惹き込まれる力を持った写真であることをその作者は知らなかったのかも知れません。あるいは鑑賞者に対し謙っていらっしゃるのかも知れません。いづれにしろ、その光景を目にし、ファインダーを覗いてシャッターを切った作者の行為にはピュアな撮影意図があったはずだと思うのです。もっと言うなれば、被写体に対する愛。

そのようなピュアな視線を羨みながら、今日も打算でいっぱいの写真を撮ってきました。それが功を奏して、こちらのガイドに沿って、鑑賞者が罠に陥ってくれれば、この確信犯的写真も報われるのですが...果たしていかがなものでしょうか?

先日、第2回グループプリントエクスチェンジのためのプリントを同グループの方々へ発送しました。

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