Sound Of Silence -diary041010b-

Print: Pre Flashing
(このページはOct 10th, 04付け日記の参照ページでしたが、Nov 11th, 04に加筆しdarkroomの記事としました。)


プリント時に行うテクニックとして「プレフラッシング」なるものがtokyo-photo.netさんで紹介されております。これは僕の撮影テーマにとって必要不可欠な手法のようでしたので早速トライしてみました。


「プレフラッシング」の詳細については、是非tokyo-photo.netさんの記事をご一読していただきたいと思います。
http://www.tokyo-photo.net/print/preflash.html
簡単に説明しますと、プリント時のコントラスト調整においてハイライト部分で効果をあげる手法です。特に局所的に白トビしてしまっているネガに対して、全体的なコントラストは印画紙号数やフィルターで調整を行い、それらで処理しきれなかったハイライト部分のケアを行おうというものです。
方法としては「素抜けのネガ」を用意、段階露光をして→露光しているのに画像が出ない露光時間を探ります。現像して少しでも薄いグレーになる寸前の、白いまま像が出なかった露光時間です。
この「素抜けのネガ」+「白いまま像が出なかった最長露光時間」で本番印画紙を露光しておいてから、本番プリントを行うのです。


それでは作品例をご覧ください。
まずはネガスキャン画像から、
左頬や肩、腕などの白トビが気になります。
そこでプリント時にプレフラッシングさせました。すると、
上と画像サイズが違ってスミマセンm(_ _)m
結構やわらかい雰囲気が出せたと思います。
この作品はライブハウスで撮影したもので、ほぼ頭上からのスポットライトにより、左頬、衣装の肩から胸にかけての白い部分、そして腕部の白トビが避けられませんでした。
ハイライト部分の救済処置としては「焼き込み」という手法もありますが、3箇所も微妙な形状面を焼き込むのはなかなかたいへんですよね。
そこで、このネガのロールから未露光の素抜け部分をセット。
まずは全体の露光時間を探るべく、最大濃度=黒が得られる最短の時間(最短時間最大濃度法)を調べます。
今回はFUJI A690:集散光式引伸機、ニッコール50mm/F2.8
印画紙はKODAK POLYMAX II(glossy)、8×10を用意。現像液FUJIパピトール。


KODAKフィルター1.5号、レンズf8、18秒露光で最大濃度。
そして「白いまま像が出なかった最長露光時間」は0.4秒でした。


まずは、そのまま素抜けネガで0.4秒露光。
プリントするネガに差し替えて、18マイナス0.4である17.6秒露光。
あとは通常通りの現像〜定着をして完成です。
いやーとても簡単にハイライトのケアができて、僕のようにライブハウスで撮影をしている者にとっては今後頻繁に使うであろう、お役立ちテクですね。
tokyo-photo.netのkaripeeさんに感謝!
(uploaded on Oct 10th, 04. added on Nov 11th, 04)



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