Sound Of Silence -zakki-

デジカメ使用時の悩み (z040314a)
デジカメは現像〜スキャンというプロセスなしに、いきなりデジタル・データを得られるのでWEB用にはたいへん便利なツールなのだが、作品づくりという点で劣るので当サイト内では使用していません。
もちろんデジカメにもたいへん高級なものもあり、一眼レフのレンズを装着できるものはかなり良いそうで、作品づくりもいけちゃうとのこと。しかしそんな高級なものは買えるわけがない。


僕の持っているデジカメは(もうずいぶん古いモデルになってしまうが)CANON IXY DIGITAL 200というもので、とてもコンパクト(今はもっと軽くて薄いものもあるし、携帯電話にもカメラ機能が付いてるからビックリなのだ。)。
画素数は200万画素だがL判サイズか、葉書サイズへのプリントには充分対応できる。


ところでこのIXY 200。そのままで撮ると、すなわちカメラまかせのオートで撮ると、全然画質が良くない。他の機種がどうであるか、あまり比べたことは無いので、全てのコンパクト・デジカメに当てはまるかどうかは判らないけれど、とにかく暗いのだ。
オートで行われる露出決定が暗めにセットされてしまうのだと思う。
次に内蔵のストロボを発光させると、きれいな発色が得られにくくなる。これは小型内蔵ストロボの限界なのかしらん? 被写体とカメラの距離に対して、すなわちカメラ自らが測ったピントの合致点がどうであろうと発光量は変っていないと思うので、被写体が近い場合は白トビするし、遠いと全然光量が足らない。


そこで僕は、
1.撮影モードをマニュアルにセットしている。「露出補正」という機能(明るさを調整するのだ)が付いているので、常に2/3プラスしている。ときには+1にすることもあるほどで、わざと暗めに撮りたい意図があるときだけプラマイ・ゼロかマイナス方向に持っていく。


2.そしてストロボはほとんど発光させない。屋内の場合、明るい日差しが窓から入り込んでいないと、必ずや手ブレ注意サインがピコピコ付くことになるので、近くにある机や、柱、ときには床などにカメラを当ててブレ難くくさせて撮る。(三脚を使うほど大袈裟なものは撮っていない。)


3.屋内ならば黄色い電灯なのか、蛍光灯なのか、屋外なら夕日が射しているのか、曇り空なのかを考慮して「ホワイトバランス」を切り替えていく。


4.そして、まずはシャッターを半分だけ押し、しっかり測光、ピント合わせを行ってからシャッターを切る。


5.画像サイズは一番大きいモードを選択。
すると(僕は)PCに取り込んだ後にインクジェットのプリンターで出力するのだが、結構見れる写真になる。


で、なにを撮っているかというと、ほとんどが娘の写真だ。(親バカとおり超して「バカ親」と呼ばれている。)
ところで娘がまだ一歳にならないころはこのようなデジカメの設定・操作でなんなく撮れたのだが、(今)一歳9ヶ月ともなるとじっとはしていてくれないので、家の中では(ストロボも灯けないし、露出もプラス補正しているのでシャッター・スピードが遅くなるから)かなり厳しい。動きに追いつけずブレてしまうのだ。
さらに最近ではデジカメを向けると必ずこちらに寄ってきて液晶のモニターを見たがるようになってしまった。
まったく撮らせてくれないのが悩みだ。
(uploaded on Mar 14th, 04.)




こだわりのカメラ (z040306a)
写真を撮る、すなわちカメラを扱っている人はプロに限らずアマチュアでも、カメラという個体に対し単なるツール以上の「愛」や「こだわり」を見せることが多い。インテリジェントな最新AFカメラの性能にこだわる人もいれば、マニュアル派ならヴィンテージなクラシック・カメラに魅了される、ということになるだろう。
カメラボディだけではない。これに交換レンズのヴァリエーションに、良し悪し、好みの問題が加わり、機材収集に熱をあげ始めるとたいへんなことになってくる。


ところで僕はニコンNew FM-2、1台だけ。これには僕なりの「こだわり」と胸を張りたい気持ちが半分。そして「僕もマニュアル派。クラシックなカメラ欲しいよ〜」と訴えたい気持ちが半分あるのです。


「こだわり」とは、僕は写真を始めてまだ日は浅いし、35mm一眼レフ・カメラの撮影に関して、もっと技を磨かなくてはと思ってる。なにより撮影量だってそんなに多くないし。
それから写真を見る眼。時間があれば個展などを見に行くようにしているが、もっともっとプリントを見る必要があると思う。それが備わらなければレンズの味がどうのこうの言えないしね。


でもライカとかかっこいいね。一眼レフに比べて軽そうで、機動性よさそう。ストリート・フォトで使っている人多いよね。以前、東京・杉並区に住んでいたころ、西荻窪の駅前で背の高い女性とすれ違ったのだが、腰にはブラックボディのライカがすいつくようにさがっていて、思わず唸ってしまった。「おぉ!ライカ。かっこいい」でなく「おぉ!きれいな人」でもない。「おぉ!きれいな人がライカ持ってるぅ!」
で、僕としてはローライなんかいいんじゃない、と(今は)思っている。6×6のフォーマット、すなわち正方形の絵に興味があること。そして四角いボックス形のボディに眼玉(レンズ)がふたつ。無骨でありながら、なんか可愛い。これでストリートも、ポートレートも撮ってみたいな。


最後に現実的な問題。安月給の僕には、なかなか2台目、3台目と買うことができません!
だから「こだわり」と称して自制しているのがジジツでした。
(uploaded on Mar 6th, 04.)




写歴? (z040301a)
小学生のころスーパーカー(フェラーリやポルシェ、ランボルギーニなどの高級スポーツカー)の大ブームとなり、都心の路上やショールームのガラス越しにずいぶん写真を撮りに出掛けたけど、これは写歴にはならないよなー。
カメラは昔ラボに勤めていた母親のミノルタSR−1を借りていた。友人達の(当時薄型のポケットカメラなんてものがあった。)小型のカメラに憧れながら、デカくて無骨な重い重いSR−1はあまり好きになれなかった。
露出は朝、出掛けるときに母親に「今日は天気が良いから11で撮りなさい」と言われるまま、絞りをセット。影に入っても、雲が出てきてもそのままで撮り続けた。


大人になって、1992〜3年ごろだろうか? 東京・目黒の庭園美術館にヘルムート・ニュートンを観に行った。(氏はつい先日=2004年1月23日、事故死という不幸なかたちでお亡くなりになりましたね。ご冥福をお祈りいたします。)
ファッション写真には映画的なスケールを感じ、著名人のポートレートには生々しい力が宿っており、写真の力というものを感じた。
その後ジャンルー・シーフ、アーサー・エルゴートらファッション写真の巨匠達に触れ、写真は憧れの対象となった。


写真の持つ力を確信した僕は、自惚れながら、自分でも撮りたいと思うようになる。
ところで僕は技術系の仕事をしていたので、カメラというメカニカルなツール(最近のは電子機器=エレクトリカルなツールなのかな?)を扱うとなったら、なんで写真って写るの? 一眼レフカメラの構造とシステムってどうなっているの? そしてどう扱うの? という基本中の基本から入っていかないと気が済まないレトロなアナログ人間なのだ。
そこで本屋に出掛け、初心者用のハウツー本を探すがなかなか求めているものが見つからない。僕はいかに露出を決定するのか、そもそも露出とはどういうことなのか? 絞りリングとシャッタースピードの関係はどうなっているんじゃ?と思っていたわけで、いきなり絞り優先AEとか、こういう被写体では露出計の値から+1EV補正しよう!って書かれていてもワケわからんかった。(本屋での探し方が悪かったのだと思うけどね)
で、しばらくは撮ってみたいなーだけで終わっていた。


その後ずいぶん時が経って、家内と付き合い始めたばかりの1999年、そんな話しをしたところ自主映画を製作していた彼女が教えてくれました、露出とシャッタースピードの関係や、被写界深度について。


よし撮り始めてみよう。ふたたびSR−1を取り出すと、ものすごい埃を被っている。15年以上使っていなかったかもしれないからね。ミノルタのサービスに持っていくと、50ミリのロッコールレンズは後玉にカビが発生しているし、オーバーホールに3万以上かかるとのこと。
3万かー? で、オーバーホールは諦め、自分でできるところだけ清掃。シャッターはちゃんと切れるので、最初の練習のためちょっと撮ってみることにした。


ミノルタSR−1で写真を撮り始めた僕は(セコニックの単体露出計も買った)街角でガシャンと大きな音のシャッターを響かせるようになった。多くの失敗を繰り返し、徐々に撮影に関する技術的知識を獲得しながら。
しかし老体に鞭を打って使っていたSR−1も2000年の春には、とうとうシャッターが切れなくなった。


そもそも練習用として使っていたカビ付きカメラなので長く使う気は無く、良い機会だと考え、新しいカメラを購入。
1960年代のツールで撮影の一歩を踏み出した僕だが、マニュアルで露出を決定したり、しっかりピントを合わせたりという基本的な所作に充分な技の獲得を果たしているとは言えなかった。写真に限らず何かを表現するということは、その表現手段の基本ができて初めて成し得ることだと考え、もう一度マニュアル・カメラを選択した。
ニコンNew FM-2。これが我が愛機となった。ヨドバシカメラに「写真学校推薦」と書かれていたので、写真を学ぶには良い入門機なのだろう。レンズはニッコール50mm F1.4。すぐ後に28mm F2.8と中古の135mm F2.8を追加購入。
今これ1台と3本で「作品」と成り得る写真を撮るべく、日々勉強中。
(uploaded on Mar 1st, 04.)


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